発達障害の種類

発達障害の特性について、まとめました。
これは必ずしも生きづらさを抱えたすべての人が該当するわけではありません。
人によって程度が異なりますので、決めつけや批判としてではなく、こういう特性が出る可能性が高いということを前置きとしてお持ちくださるようお願いいたします。

発達障害者支援法に定義されている各障害

★広汎性発達障害
  ・自閉症障害(自閉症)
  ・アスペルガー障害(症候群)
 自閉症スペクトラム障害(DSMーV)
★学習障害(LD)
★注意欠陥/多動性障害(ADHD)
★トゥレット症候群
★吃音症
★協調性運動障害

発達障害者支援法において、「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」(発達障害者支援法における定義 第二条より)と定義されています。

 これらのタイプのうちどれにあたるのか、障害の種類を明確に分けて診断することは大変難しいとされています。障害ごとの特徴(とくちょう)がそれぞれ少しずつ重なり合っている場合も多いからです。また、年齢や環境により目立つ症状がちがってくるので、診断された時期により、診断名が異なることもあります。

 大事なことは、その人がどんなことができて、何が苦手なのか、どんな魅力があるのかといった「その人」に目を向けることです。そして、その人その人に合った支援があれば、だれもが自分らしく、生きていけるのです。

引用元:発達障害情報・支援センターWEBサイト「発達障害を理解する」
引用元:発達障害情報・支援センターWEBサイト「発達障害を理解する」

知的障害はIQで分類される

90以上普通
75〜90境界線
50〜75軽度遅滞
35〜50中度停滞
20〜35重度停滞
〜20最重度

発達障害の特性

・全体の中で話を聞くのが下手
・課題を頭に置いて行動できない。ワーキングメモリー不良、実行機能の弱さ
・気が散りやすく、最後まで頑張れない。達成感がなく、自信がない。難しい課題から逃げる
・注意を受けることが多く、自尊感情が低い
・嫌なことを忘れることが下手で、簡単にフラッシュバックを起こす。話を否定的に受け止める

こだわり

・奇妙なものに執着(棒・紐・水・トイレ)
・物の置き方や順序にこだわる
・動く物、回る物、光の点滅などに没頭
・特定のものへ強い執着を示す(図鑑、辞書、カタログ、カセット、色、人形など)
・事柄に対する儀式的、強迫的な決まりがある
・手や体の決まった動きや反復行為がある。爪先歩き、くるくる回る、飛び跳ねる
・手をかざしたり指を動かしてみる

コミュニケーション障害

・言語発達停滞 発語3歳以降がほとんど
・会話ができない。一方的、奇妙な話し方、平坦な話し方、甲高い話し方、発音が不明瞭
・言語の反転(相手の立場での表現)がある
・聞き取り不良 復唱テスト
・修学後、文章題が苦手
・コミュニケーション機能、手段の評価

異常な感覚遊び

・奇妙な目つきをする 横目、極度に近づく
・耳塞ぎ 音に不快を示す
・光を極度に眩しがる
・触覚過敏 粘土や土に触れない
・耳が聞こえないように振る舞う
・偏食 匂いを嗅ぐグセがある
・高いところが好き くるくる回る
・チック 強迫行動、手洗いなど

協調性運動の障害

・歩行のぎこちなさ
・運動が下手、動作が鈍い
・手先の器用さ
・手際が悪い
・頭位拡大 頭が大きくて不器用
・発達性協調運動障害 約10% ADHDの約50%に合併 日本の調査ではADHDの25%

自閉症スペクトラム

重度の自閉症から高機能自閉症まで多彩。予後も色々あり対応により良くも悪くもなる

ステージ別に見る自閉症スペクトラム障害

発達の停滞期1−2歳有意語なし、増加不良、視線が合わない
愛着期2−3歳母親に甘えるが、接触型。やんちゃ、こだわりが目立つ。育てにくい子。感情表現や指差しが始まる。
言語期3−4歳言葉が増えるが一方的で独語であり、集団内では一人遊び。気に入らないと友達に手を出す。大人しいが集団に参加しない。
発達期4−5歳大人とのやりとりができると大人の支持がきける。言語面、集団行動で急激に発達する。ルール遊びは困難。
予後ほぼ正常化するものー高機能自閉症。知的障害を合併する自閉症。注意欠陥多動障害、あるいは併存発達性協調運動障害を合併。学習障害を合併。幼児期のADHDの診断は困難。

自閉症スペクトラムの考え方

・言語発達停滞 有意語2歳すぎ 独語
・マイペースでやりとり不良
・多動で静止困難
・視線が合わない、振り返りがない、クレーン、指差し要求が遅れる
・思い通りにならないと大泣き、暴言、暴力
・一人遊びで集団行動困難、子供と遊べない
・痛い、見てみてなど感情表現、共感の遅れ
・模倣の遅れ、しぐさの模倣、手遊び、踊りの模倣
・こだわり(回るもの、光るものが好き、きちんと並べる、やりかた)
・音の過敏、触覚過敏、偏食、爪先歩き、横目
・睡眠障害
・チェック表などで聞き出さないと見落とす

ADHDの特性

状況を判断したり人の気持ちを理解することが下手社会的盲目
実行機能の弱さ見通しを立てて計画して行動することが苦手。模倣で動くため、自信がない、達成感がない。
不安になりやすい嫌な感情を溜め込みやすく、否定的に受け止めやすい
自信をなくして落ち込む引きこもり、不登校、キレて反抗する、攻撃的になる

不注意が目立つタイプ

・忘れ物が多くものをなくす
・気が散りやすく、集中力が続かない
・興味があるものには集中しすぎて、切り替えが下手
・ボーッとして話を聞かない
・字が乱れる
・行動が他の子より遅れる
・問題視されない

多動性、衝動性が目立つタイプ

・落ち着きがなく立ち歩く
・体を動かすことをやめられない
・衝動性が抑えられず些細なことで手を出したり大声を出す
・乱暴な子、反抗的という目で見られる
・男の子に多い

学齢期の気になる子ども

修学後1−3年生頃多動、衝動性が強いと迷惑をかけるので問題視されやすい。注意や叱責を繰り返すと自尊感情が低下し反抗、反発、引きこもりになりやすい。
学習困難児の中に学習障害だけでなく、不注意優勢型ADHDの子もいる。字が下手。ドリルが困難。学力低下が目立つ場合は治療適応がある。
元気がいいと反抗、反発、授業妨害になるが、不安が強いと不登校、登校しぶりになる。
4年生頃〜友達関係を保つのが下手なお子さんがいじめられたり、主観的に不安や被害を訴えてくる。5年生頃に集団生活が改善し、問題が目立たなくなる。

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